タイ語レッスン「ให้ ハイ」意味は「あげる、くれる」

タイ語を教えていて、よく聞かれるのは「ハイ」「ให้」と言う単語の使い方です。難易度が高い使い方を持っているこの単語についてタイ人の考え方で説明します。

ให้ というタイ語は5パターンの使い方があります。
  1. 誰かが誰かに何かをあげる/くれる/もらう。
  2. 誰かが誰かに何かをしてあげる/くれる/もらう。
  3. 誰かが誰かに何かをやらせる。
  4. ある状態になるまで何かをする。
  5. その他
これを見ると頭が痛くなりますね。例文を添えて説明します。

1.誰かが誰かに何かをあげる/くれる/もらう。

これは英語の give と同じの使い方です。
例:แม่ให้เงินลูก お母さんは子供にお金をあげる。
  แม่ให้เงินผมเมื่อวานนี้   昨日母は僕にお金をくれた。
  ขอบคุณที่ให้ความร่วมมือ ご協力していただき、ありがとうございました。
 

    「あげる」や「くれる」は両方ともタイ語で「ハイ」を使いますね。
 (主語の立場で考えるのはポイントです。)お金を渡してあげる動作は แม่ です。

2.誰かが誰かに何かをしてあげる/くれる/もらう。

                 動詞 + ハイ  

 例:เดี๋ยวฉันเขียนภาษาญี่ปุ่นให้

             日本語を書いてあげる。(手伝ってあげる)

             แม่แต่งตัวให้ลูก

            お母さんは子供に服を着せる。(手伝ってあげる)

3.誰かが誰かに何かをやらせる。

   例: คุณครูให้นักเรียนแต่งประโยค

                   先生は学生に文章を作らせた

     ผู้จัดการให้คนขับรถไปซื้อยามาให้

     マネージャーはドライバーに薬を買いに行かせた。(指示する)

この表現は支持する表現です。お願いする表現にも使います。依頼という表現の場合は ขอ 「こー」という単語を添える。

4.ある状態になるまで何かをする。

   例: ทำการบ้านให้เสร็จก่อนแล้วค่อยไปเล่น

                   宿題を終わらせてから遊びに行く。(強調する表現)このタイ語の表現は「宿題が終わるまでやってから遊びに行くんですよ」と。

      เครื่องนี้ต้องหมุนไปให้สุดก่อนถึงจะเปิดได้ 

                   この道具はいっぱいまで回さないと、開かない。

                   この道具はいっぱい回してから、開けます。

     この道具はいっぱい回すと、開けます。

5.その他

   例:แผ่นกันความร้อนทำให้บ้านเย็นโดยไม่ต้องเปิดแอร์

                  断熱材はエアコンをつけずに家を涼しくする。

     ไฟไหม้ทำให้โรงงานเกิดความเสียหาย

                  火事で工場に被害を起こした。

以上、「ハイ」の使い方を纏めました。

この「ハイ」という表現を使いこなせるには簡単ではないと思います。タイ人に説明してもらおうとしても全員が説明できるわけないと思います。練習を練習に重ねて頑張ってやっていただきたいものですね。

最後にタイ語の励ます言葉を教えます。
スースー (ファイト、ファイト)ちなみに意味は頑張ってください。

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