タイのロイグラトン(灯篭流し)を経験した日本人は少なくないと思いますが、意味が分かる人は僅かでしょう。今回はタイのロイグラトンについて話したいと思います。
ロイグラトンは毎年太陰暦12月の満潮の夜に行われる儀式です。起源はインドから伝わってきた説もあり、水の女神(プラメ―コンカー)に感謝の気持ちを示す行為、ブッダの足跡に礼拝を示す儀式、厄を流すなど様々な伝説があります。
タイのバンコクだけではなく地方でもロイグラトン祭を行います。発祥地のスコータイ、ターク、チェンマイ、ナコーンパノムなどです。祭の名前は地方によって異なります。時期はちょっとずれるかもしれないけれど、どの地域のお祭りも見る価値があります。
バンコクや中央部の灯篭の形です。
グラトンは灯篭という意味
日本人の中でよく知られる『コームローイ』はチェンマイのロイグラトン祭で使われる灯篭です。コームローイは白い布をバルーンの形にして火をつけて中に入れる熱気球みたいなものです。普通の灯篭と違って川の中に流すことではなく空の上に流す灯篭です。
今年のロイグラトン祭は10月31日になります。通常なら、バンコクの大規模の公園、水路、運河、チャウプラヤー川沿いで行われます。
実はコームローイはお祭りの時期以外でも体験できるところがあるようです。大きいレストランなら、コームローイをやらせてくれます。
古代のロイグラトンは「ロイトゥク、ロイソーク」「厄を流す」(厄払い)という意味を含めて自分の少量の髪の毛、爪を切ってグラトンの中に入れる風習がありました。
近代になると、このような風習はなくなりました。美人コンテスト、音楽バンドライブ、ゲームコーナー、屋台などに変わって楽しい祭りになりました。
今年はコロナのこともあって、オンラインでロイグラトン祭を行うサイトもいくつか見えました。
https://season.sanook.com/loykrathong/
https://www.ecarddesignanimation.com/home/loykrathong_online.php
タイ文字、タイ語のサイトですけど、遊んでみてください。
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